1970年代には、高電圧を印加した電場空間では、空間内に存在する生物を含む有機物は影響を受けて、酸化が抑制され、細菌などの微生物の繁殖が抑制されたり、鮮度が長く保たれることが知られています。また、揚げ物食品を加工するフライヤーの油に、同じように高電圧を印加すると、使用する油の酸化が抑制され、油の使用量が減ったり、揚げる時の臭いや、油ハネが軽減されて、揚がったものが美味しくなるという事もわかってきました。
 私共は、ケイ・エム・スクエアは、このような、食材の「鮮度保持」や「食用油の酸化抑制」といった現象を、石川県立大学を中心とした様々な研究機関と共同して研究していくことで、これからの未来を指し示し、ひとりひとりが真直ぐに進んで持続可能な社会を作り出していくことを目指しています。